新未来の委員会


委員長・・・定刻になりました。本委員会の定足数は現在達しております。只今より市宇宙対策委員会を開きます。
日程表に基づきまして議事を進めます。
当委員会に付託されました議案第3号 宇宙開発船の設計および命名について審議します。
理事者より説明を求めます。


船開発部長・・・本年西暦2080年当市におきましても、小型宇宙探査船の
開発に着手したいと思っております。
月面に探査機を着陸させまして、地球の自然災害予知と資源探査を行います。その建設として予算を計上しました。命名につきましては、審議会より広く公募してまして3件が候補にあがりました。以上です。

委員長・・・委員の皆様。質問はありませんか。

A委員・・・宇宙船を打ち上げる時に付近の住居に対し、音の対策はどう配慮されてますか。

船設計課長・・・付近の住居に対しましては充分に配慮します。設計上、噴射型の動力でなく、重力を用いた動力で打ち上げをできるように設計しております。発射時の音はほとんどありません。

B委員・・・地球温暖化が叫ばれてます。今回の探査船がおおいに役立つと良いが。次回の打ち上げも視野に入っていますか。

船開発部長・・・次回の打ち上げについては今のところ計画してません。地球温暖化は長年の課題、探査船には地球上の紫外線、二酸化炭素の分析もできるように計画しております。

事務局・・・委員長、時間が定刻に迫ってます。

委員長・・・予め委員会審議の時間延長を決定します。暫時休憩します。

[休憩中]

委員長・・・休憩前に引き続き委員会の審議を再開します。市のオーナーが特別に出席しております。オーナーより発言を求められています。

オーナー・・・皆様には委員会の審議、ありがとうございます。今、わが市はとりたてて問題点はございません。まず、経済ですが、競争は大事です。汗がむくわれる社会は尊いものです。しかし、あまりな弱肉強食的社会は疑問符が付きます。努力する中小零細企業には積極的に行政としてもバックアップしますし、若者、中高年、子育て中の女性の雇用問題にも相談キャンパスの拡充等で対処したいと思っております。幸い当市は失業率0.2%と数字的に良い結果が出ております。わが市の平均寿命は女性95歳、男性86歳でございます。それに関連してわが市の医療と介護での特に要介護の方の 介護医療院への入所、特別養護高齢者施設への入所、特に入所者の皆様への健康と認知機能の改善、身心機能の回復に寄与が完璧に運営されていることも関係していると思います。この場をお借りしまして関係機関、関係機関に従事されてます皆様には深く御礼申し上げます。次に移ります。日頃、市議の皆様には市民相談所を設置され、市民とのパイプ役にご協力いただき感謝の次第です。地域でも長老格の方々の存在もおおいに役立ち、市民の困りごとにもよく相談され、市も積極的に相談事業の拡充に乗り出しております。考えれば、戦国時代は大変でしたが、戦乱を除けば、皆、平等に世にでるチャンスはありましたし、戦国時代の商人都市、堺でも自治が行われていたと聞きます。また、徳川の世では、失業者は皆無だったと聞きます。周りが強引に職に就けたようでした。ともあれ、わが市でも失業ゼロ運動を推進している最中です。個人には個人で世に寄与する技能があると信じます。個人の努力を支援したい。自治については後で詳しく述べますが、地方の工夫による自治は大切で、上からの押し付けでなく魅力ある自治が重要です。例えば、市の協力政府として人口4000人単位での、国家、地方公務員の皆さんと地域住民の皆さんとNPOの皆さんの集りの協同地域自治政府が必要です。きめ細かい住民サービスの充実のためです。次に教育です。幼児教育、学校教育、社会人教育、高年教育、職業教育等一環性のある生涯教育を目指しております。個人の自己責任で教育のプログラムを選択するシステムを採用しております。官民の各施設での自主学習も軌道に乗っているようで、伝統技能の伝承、新IT機器の共同利用も順次進捗しているようです。幼児、高齢者、障がいをもたれている方も多く参加され、嬉しく思います。次に税金ですが、地方消費税も重要ですが、所得の多い方もより地方直接税でご協力願いたいし、地方納税者番号制度はより充実させたい。大切な税の無駄使い防止はより一層、民間人の監査等で徹底したい。次に道路建設と公営住宅建設についてです。自然は恵みを与えてくれると同時に試練の災害も来ます。災害に強い道路建設は重要ですし、観光道路の建設計画も重要です。また、山の植林事業も進めたい。公営住宅の建設は若者用、高齢者用、一時仮の福祉住宅用の3種の事業を民間NPOとの協力で行いたい。次にスポーツ振興ですが、プロ野球、プロサッカーの試合誘致も進めたい。当市の多目的スポーツ球技場をさらに改装して是非試合を多く誘致して市民のスポーツ熱を高めたい。今年はゆっくり市民マラソンを開催したいが、競争でなく、ゆっくり歩く速さでのマラソン大会としたい。距離は3キロを予定してます。次に自治ですが、幸いわが市の財政状況は良好で自主財源も7割を超えております。財政調整基金も安全に確保されております。自治は大枠について国の指導は必要ですが市は国の重要なパートナーであり、協力者でもあります。市独自のサービス事業の構築は重要ですし、特に観光歴史村の運営は好調で利益も多く計上しており、これは市が10年前に市と民間との共同事業として立ち上げたことは正解であったと言えます。以上、最近の市政につきまして、私の所感を述べさせていただきました。本日の案件につきまして審議方よろしくお願いします。

[オーナー退席]

委員長・・・議案第3号について質問はありませんか。無いようですので、討論はありませんか。無いようですので審議を終結します。議案第3号について採決します。賛成の諸君の挙手を求めます。

[挙手全員]

委員長・・・挙手全員。よって議案第3号は原案のとおり可決されました。次に陳情第5号 健康保険の被保険者および被扶養者の一部自己負担の改善について審議します。事務局に朗読させます。

事務局・・・陳情書の原文を朗読します。提出者は市民健康関心委員会会長の酒田様他2名でございます。陳情の内容。わが市の財政収支はかなり安定しており、さらに市内の事業所の景気指数も州内では3位と高レベルにあります。また、最近のデーターを見ますと市民の健康度と健康への関心、体力の維持にも市民の皆様は積極的に取り組んでおります。そこで万が一の疾病や負傷に備えるため現在の健康保険の被保険者と被扶養者の一部自己負担金の3割を1割負担とすることを1年間試験的に導入し動向を見て次の年度を考える制度はいかがか。市として財政出動されることを望みますし本委員会で審議されますようお願いします。尚、本陳情書は市民民生委員会へ提出するのが本筋ですが、宇宙科学での人類健康研究をされてます宇宙対策委員会での審議を求めたいです。以上です。

委員長・・・この陳情について委員の皆様のお考えを述べられ、扱いを検討したいと思います。理事者の考えもお聞きしたい。

F委員・・・近年、市民は上手に工夫して体の健康に取り組んでいることは理解してます。体が本当に悪い時や健康診断で指摘された時は医療機関に適切に診てもらっている現状です。財政上は問題ないと思うが、あと市民の医療受診モラルが心配だが。

B委員・・・モラルは心配ない。市民を信用しなさい。他市の現況はどうか。理事者の説明を受けたい。

宇宙医学課長・・・全国規模で見ますと他市では2割負担が半分の市で、1割負担は5市のみ実施です。

D委員・・・今回の委員会でいきなり結論をだすのはいかがか。状況は採択しても良いが今回は継続審議とすべきと思う。

E委員・・・次回の委員会でもう一度審議して結論を出したらどうか。市民に今回の審議の内容を見てもらうのがベストだ。陳情は充分理解できる。

委員長・・・そうですね。今回に結論を出すのは早急とのことですが。市民に周知とのことで、継続審議との結論をだすことでどうでしょうか。

[異議なしの声あり]

委員長・・・では陳情第5号は継続審議といたします。次に農産物の自給率拡大の意見書提出につきまして審議します。副委員長より提案理由の説明を求めます。

副委員長・・・この前の委員会協議会で委員の皆様と煮詰め、大方理解されましたので、本会議上程の案件として説明いたします。送付先は内閣総理大臣、農林水産大臣であります。内容は次のとおりです。西暦2080年のわが国の農産物の自給率は米90% 小麦4% 野菜78% 卵82% 肉12% 大豆11%で全体のカロリーベースでは45%でございます。この数字は長年改善されておりません。国土が狭く、おおかた自給となると多くの耕作地が必要です。しかし、耕作放置や中山間地の農地の荒廃等、解決に持ってゆけばかなりの良い自給数値になると思います。また、第一次産業従事者も工夫によって増加させることも可能です。株式会社の参入は行われていますが、規制緩和で他に農家以外の方で州と市が適切と認めたやる気のある、短期研修を受けた年齢制限なしの人材の参入を積極的認めるべきと思います。さらに立ち上げ時の補助金も考慮願いたい。さらに農地重視から市街化調整区域の農地転用はより慎重にすべきものです。海外に輸出を目指す農政と新農村基盤整備事業の推進を求めるものです。国際情勢、自然状況を勘案しまして食料自給は大変重要であります。ぜひ、未来を見据えご検討願いたい。以上です。

委員長・・・質疑はありませんか。

D委員・・・そのご説明で良いかと思います。さらに付け加えて、農薬や化学肥料を極力使用しない農業も推進されるよう一言挿入されたい。

[異議なしの声あり]

委員長・・・副委員長。文末に今の一言挿入でお願いします。皆様それでよろしいですね。

[同意の声あり]

委員長・・・よって、農産物の自給拡大の意見書につきましては加筆の上、本会議への上程を求めることに決しました。後ですね本会議での委員長報告につきましては、私委員長に御一任いただけますか。

[同意の声あり]

委員長・・・ありがとうございます。これで当委員会に付託されました案件はすべて終了しました。本日はこれにて閉会いたします。皆様、ご苦労様でした。

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つづく